畑で果樹栽培を始めてみようということで、キウイを育てることにしたのですが、ツル性の植物なので棚が必要。
キットになった商品もあるのですが、高い割に小さく耐久性も悪そう…ということで、単管パイプを使って自分で棚を作ることにしました。
作成計画
まずは棚の大きさをどうするか、構造どうするかを決めて、どんな材料がどれだけ必要かを整理する必要があります。
当初計画
当初計画はこちら。
ただ、計画して、よし材料を買おうとしたところ問題が。
後で出てきますが、長い単管パイプはインターネットショップで購入することが難しく、自分で買おうとすると、普通の車サイズでは入らないことが判明(よく考えれば分かることですが)。
変更計画
前述の訳から、変更計画を作成。
※このあと出てきますが、単管キャップは不要です。
短めの単管パイプを組み合わせて作成することにしました。
それに合わせて、単管パイプの固定をクランプからジョイントに変更しました。
コメリのホームページに特集ページがあるので、そこを見ると分かりやすいと思います。
クランプよりジョイントの方が高いのですが、固定しやすいかと思います。
単管パイプって何?
単管とは主に建築工事の現場で足場材などとして使用されているの資材の一種です。直径規格はJIS G 3444によって48.6mmと規定されています。
DIYや家庭園芸、農芸用、農業用支柱としても使えるということで、ホームセンターなどでも売られており、一般の人でも手軽に購入することができます。
材料を買う
インターネットで購入して配達してもらうのが楽ですが、大体、単管パイプが2mまでしか対応しておらず、対応可能であっても、別で送料がかかるので、断念。
とりあえずインターネット上で目星をつけた店舗の在庫だけ確認し、実店舗で購入することにしました。
購入したのはコメリPROの店舗です。(業者向け商品やサービスに特化したコメリで朝早くからオープンしてるのが特徴)
品揃え豊富で購入自体は簡単ですが、持ち運びが大変でした。単管パイプや基礎ブロックが思ったより重い…。何回かに分けて1人で車の中に載せていきました。
材料代合計で30188円。た、高い…。
カーシェアでダイハツのムーブキャンバスを借りて行ったのですが、全部載せたら車が重そうでした。
でも2.5mまでの単管パイプなら全然余裕で載せれたので、軽自動車しか持っていない人でもこの計画のものなら大丈夫かと思います。
組み立て
倉庫の中が汚くてすみません。畑まで運び、これからいよいよ組み立てです。
とりあえず仮で棒を立てて位置出し。建てた後のイメージを膨らませます。
今回使う基礎ブロックはあらかじめ単管パイプを入れる穴が空いていて便利なのですが、パイプが貫通してしまいます。
このままだとキウイが大きくなった時に重さで沈み込んでしまうので、基礎ブロックのさらに下に入れるブロックを持ってきました。写真のものは畑にあった余り物。
穴に詰め物がしてあるので強度が増してちょうど良かったです。ない人は、大きめで平らな石とか、レンガとか、ブロックをホームセンターで購入すると良いかと思います。
こんな感じでダブルブロックです。ブロックも重いし、穴を掘るのも大変でした…。
まず最初に端の単管パイプを組み立て、これを建て込んで基準にしていきました。
金具をとめるのに六角レンチが必要です。この商品で必要なのは8mmのものです。
少しずつ継ぎ足しながら組み立てて、なんとか形にはなりましたが、結構歪んでる…。
この後はブロックを動かしながら、歪みを直すよう微調整しました。
一応持ってた水平器も使いましたが、もう大変だったので、少しくらいの歪みは許容範囲!と自分に言い聞かせて諦めました。
家族に手伝ってもらって2人で建てましたが、想像以上に大変でした。これは1人では難しそうです。
それでも固定をクランプではなく、ジョイントに変更したことで、角度が固定され、幾分組み立てやすかったのではないかと思います。
基礎を土で埋め、真ん中の単管パイプにキャップを付けて完成。キャップは金具の浮きがあり、しっかりとははまっておらず、載せてるだけです。
これは下調べミス。ジョイントがちょっと斜めなので、パイプをジョイントの頭から真っすぐ出すこともできず、キャップはなしにすることにしました。
ここまでで2〜3時間程度かかりました。
網を付ける
キウイのツタを這わせるには、棚の内側上部にも何か通しておく必要があります。
今回はエクセル線を使ってみました。
こちらはアマゾンで購入しました。
裏に結び方が書いてあって便利です。
私はこの結び方の後に、さらに輪に1回通すやり方にしました。動画で見ると分かりやすいです。
これが最後に結んだ箇所の写真。
段々コツが分かってきて、綺麗に張れるようになってきました。作業時間としては、1〜2時間くらいでしょうか。
パイプと結び目の間に空間が出来てしまって大丈夫?と思われるかもしれませんが、しっかり結び目で固定されて入れば大丈夫です。結構ピンと張れます。
線は使うギリギリではなく、ケチらず長めに使った方がいいです。そうしないと最後に引っ張りきれずに、緩んでしまいます。
このサイズの棚なら100m買えば、余裕で余ります。
線を切る以外、作業は全て手でできますが、かなり硬い線なので、ちょっと力が必要です。作業の時は手袋をしましょう。
ネジネジは余った部分を巻き付けただけです。後で万が一張り直す際にやりやすいようにこうしました。写真のは少し長すぎだとは思いますが。
完成です。
ちょっと見にくいですが、縦長方向に3本、横短方向に6本通しています。
さいごに
思った以上に大変で、しかもお金がかかってしまったキウイ棚。
その分たくさん育てて食べて、もとを取らなければ。
しっかり作ったので、耐久性は抜群だと願うばかりです。
近いうちに苗を植えたいと思います。
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