過去2年の私の失敗を受けて、改めてベランダで野菜を育てる際に大切なことを調べ、まとめてみました。
①ベランダの環境を知ること
一見すると南向きで日当たりが良さそうと思える場所でも時間によっては日が当たらなかったり、真夏には日の角度から屋根で太陽が遮られ、思ったように日当たりが確保できない場合があります(実際に体験済み)。
また床のコンクリートは、夏には高温になりますし、日差しの照り返しがかなりきついです。直にプランターを置くと、さすがの夏野菜もその熱さでやられてしまう可能性があります。
その他にもマンションの高層階は時に強風が襲うことがあります。強風は植物を揺らし、根の活着を悪くさせ、成長にも悪影響が出ます。その場合は支柱を立てる、ネットを使用する等の工夫が必要が必要かもしれません。
ベランダにはエアコンの室外機が置かれていることが多いと思います。室外機から出る強風が植物に悪影響を与えるのはもちろんですが、それ以外に温風が吹き出しているので、特に良くありません。室外機の周りにはプランターは置かないようにしましょう。
以上のように、まず始める前にどんな環境か知ることが大切です。
②最適なサイズと数を選ぶこと
ベランダという限られた空間の中で、しかもさらにプランターという限られた用土の中で野菜を育てていかなければいけません。
野菜が大きくなった時のイメージができず、大きなプランターをたくさん並べてしまうと、育った後に葉が重なるようになり、十分な日照が確保できず生育が悪くなったり、また病気の原因になったりもします。
育てる際は植えたい野菜をよく調べ、どの程度大きくなるか、それにはどのサイズのプランターをいくつ買えばいいか、よく考えてから行動するようにしましょう(ついつい欲張ってしまうので、私も人のことを言えませんが)。
③栽培品種をしっかりと選ぶこと
同じ種類の野菜でもたくさんの品種があり、育てやすさも異なります。植え付けの時期や管理方法、病害虫への耐性等さまざまです。はじめての場合は、育てやすい種類の野菜で、かつその中でも育てやすい品種の種や苗を買うようにしましょう。
④よく観察すること
畑ではなくベランダという生活に近い場所で野菜を育てることは、難しい面もありますが、気になった時にすぐ様子を見ることができ、毎日毎日観察するには絶好の場所です。
水をやるタイミング、病害虫の発生、肥料不足など、ちょっとした異変にすぐ気づけることで対策も早くなり、よりおいしい野菜を育てることができるようになります。
また野菜には収穫適期があります。朝採り野菜をすぐ味わうこともできるし、ぎりぎりまで完熟させてから収穫することもできます。スーパーに並んでいる野菜はどうしても収穫から時間が経ったものです。特に輸送等の問題でまだ完熟していない状態のものが売られていたりします。
収穫時期の違いを楽しむことができるのも、身近で育てられるからこそですね。
さいごに
思い立った時にすぐお手入れできるのがプランターでのベランダ野菜栽培の最大のメリット。環境により様々なデメリットもありますが、気軽に楽しんでみてもらえると良いかと思います。
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