先日まで憩室炎という病気で入院しておりました。
そしてそれより前に過敏性腸症候群と診断され、現在も通院中。
誰かの参考になればと思い、これまでのことを書いておこうと思います。
過敏性腸症候群とは
日本大腸肛門病学科のホームページに説明文がありました。詳しくはこちらをご覧ください。
簡単に言ってしまえば、腸に潰瘍や腫瘍など異常がないにもかかわらず、便通異常や腹痛、腹部膨満感などのおなかの症状がある病気です。
憩室炎とは
同友会グループのホームページに分かりやすい説明がありましたので、詳しくはこちらをご覧ください。
簡単に言ってしまえば、腸の壁の脆い部分が腸の外側へ向かって袋状に飛び出したもののことを憩室と言い、その中で細菌が繁殖し、炎症を起こすことで発症、持続的な腹痛や発熱、下痢、悪心嘔吐などの症状がある病気です。
私の症状
過敏性腸症候群
はじまり
私はもともとお腹を壊しやすい体質でしたが、明らかに1〜2年前くらいから下痢が慢性化し、お腹の張りや痛みもあり、1日に何回もトイレに行くようになってしまいました。
前までは朝に便を出してそれで終わりだったのに、平均して1日に3〜4回、下痢が酷い日だと5〜6回、またはそれ以上にトイレに行くようになっていました。
それもお腹の痛みが落ち着くまで時間がかかって、トイレに行くたびに10〜15分くらいこもっていることも普通にありました。
外出する時や仕事中は特に大変で、いつお腹が痛くなるか分からないので、行く先々でトイレの場所やすぐ入れる状況を確認、お腹の痛みに生活を支配されている感じでした。
病院へ
どんどん悪化し、これはおかしいということで、近所の消化器内科を受診しました。
早速、腸のカメラをしましょうということになり診てもらいましたが、「きれいな腸だったよ」と言われ、この際、過敏性腸症候群ではないかと診断されました。
治療開始
現在は大きな病院の医師も受診しつつ、以下の薬を服用し、様子をみています。
- 桂枝加芍薬湯(腹部膨満感、腹痛、便秘等の症状を改善)
- ビオスリー(腸の働きを整える)
- ファモチジン(胃酸の分泌を抑える)
- イリボー(下痢や腹痛を改善)
- ポリフル(便通異常や消化器症状を改善)
- ロペラミド塩酸塩(下痢を止める、痛い時のみ)
こう見ると多い…。
ただし、医師からは完全に治すことは難しく、一生付き合っていかなければならない、一番は気にしないようにすることだと言われています。
憩室炎
はじまり
過敏性腸症候群だと分かり、薬を飲み始めたところ、腹部の激しい痛みと発熱があり、近所の病院で血液検査したところ炎症の値(crp)が異常に高く、すぐ大きな病院を受診するようにと案内されました。
その後、その病院でCT検査をし、先の過敏性腸症候群と診断された時の腸カメラの結果と合わせ、憩室炎と診断され、その場で即入院となりました。
入院
入院といっても手術ではなく、絶食と点滴での治療となりました。
点滴は常に繋がれ、栄養剤と抗生物質を投与され、ひたすら安静にしていました。
3〜4日経ったくらいに血液検査をし、炎症値が下がってきているので、食事を開始しましょうということで、水のようなお粥から徐々に慣らしていきました。
ただその間も点滴は繋がれていました。
また食事も全然食べれなくなってしまい、結局入院中の食事で完食できたのは一回だけでした。
それでも入院から1週間経った時には、炎症値がかなり下がってきたこともあり、退院ということになりました。
その後
退院後はすぐ復職ではなく、1週間の自宅療養としてもらいました。
その後、復職もし、徐々に体力は戻ってきましたが、食欲は完全には戻らず、入院前の量を食べれずにいます。
単に食欲がないのもありますが、過敏性腸症候群のこともあり、お腹に何か入れるのが怖くなってしまっているのかもしれません。
さいごに
過敏性腸症候群と憩室炎は、関係はないと医師から聞きました。
ただ憩室炎になったことにより、よりお腹の状態を気にするようになってしまい、過敏性腸症候群が悪化しているように思います。
厄介な病気になってしまい、これまでのように働けるだろうか、これからどうなるだろうかと不安がいっぱいです。
やれることは限られますが、少しずつでも状況を改善していけるようにしたいと思っています。
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